サーフワークス仙台です。皆さんの大切なサーフボードを、心を込めて修理・カスタムしています。
■ オーストラリア生活と謎の「カンフービザ」
おつかれワークス!サーフワークス仙台だゆ〜。
今日は、私がどうやってサーフボードのシェイプ(削り)を学んだのか、少し昔話をさせてください。
20代の頃、私はオーストラリアでワーキングホリデーをしていました。
とにかく波乗りがしたくて、ビザが切れた後もなんとか滞在を伸ばそうと、語学学校ではなく「カンフーの学校」に学生ビザで入学したんです(笑)。
カンフーを習いながらオーストラリアのローカルファクトリーに出入りし、見よう見まねでボードの修理や削りを覚えていきました。
■ 日本語で「理論」を知りたくて
オーストラリアでの実地経験は楽しかったんですが、すべてが「英語+感覚」でした。
日本に帰国してから、「なぜこのロッカー(反り)にするのか」「なぜここを削るのか」、その理由をちゃんと日本語の「理論」として学びたいと強く思うようになったんです。
そこで、世界チャンピオンのボンガ・パーキンスを輩出したこともある、千葉の凄腕シェイパー「KAZ先生」の門を叩きました。
■ 師匠からの条件「自分のSkil 100を用意しろ」
KAZ先生に「シェイプを教えてください!」と頼み込んだところ、一つだけ条件を出されました。
「教えるのはいいけど、お前自身の『Skil 100』のプレーナー(電動カンナ)を用意しなさい」と。
Skil 100は、1970年代から世界中の名シェイパーに愛されている伝説の名機です。もう製造されておらず、日本で手に入れるのは至難の業。
でも私は絶対に諦めたくなくて、「セカイモン」というサイトを使ってアメリカからボロボロのSkil 100を個人輸入しました。
さらにそれを、藤沢にいる有名な修理のスペシャリスト・鈴木商会さんに頼み込んで、フルオーバーホールしてもらったんです。
■ ビデオカメラとミリ単位の感覚
ピカピカに蘇ったSkil 100を持ってカズ先生のところへ行くと、「お、本当に用意したな」と笑って受け入れてくれました。
そこから私の本格的な修行が始まりました。
先生がミリ単位で削り出す手の動き、立ち位置、目線。
それをすべてビデオカメラで録画させてもらい、家に帰ってテープが擦り切れるほど見返しては自分のボードを削る。分からないことは次の機会に聞く。
その泥臭い繰り返しで、今のワークス君の技術の「核」が出来上がりました。
私がいま、皆さんのボードを自信を持ってシェイプできるのは、オーストラリアでの現場の感覚と、カズ先生から叩き込まれた確かな理論があるからです。
これからもこのルーツを胸に、最高のボードを削っていきます!
それでは本日もお疲れワークス!
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