Lokboxフィンシステムの修理方法|今は生産終了した貴重なフィンボックスの直し方

Lokboxフィンシステムの修理方法|今は手に入らない貴重なフィンボックスの直し方

サーフボードのフィンシステムといえば、FCSやFuturesが主流ですよね。でも昔は「Lokbox(ロックボックス)」というシステムがあって、ロングやフィッシュにけっこう使われていました。
ただ、残念ながら今はもう生産されていないので、壊れてしまった時に「どう直したらいいんだろう?」と困る人もいるはずです。

今回はそのLokboxについて、特徴やトラブル例、そして実際に行った修理事例を紹介します。


Lokboxフィンシステムとは?

Lokboxはフィン位置を前後にスライドして調整できるシステムで、波質やスタイルに合わせて細かくセットアップできるのが特徴でした。
当時は「自由度が高い!」と人気でしたが、シェアの大きなFCSやFuturesに押され、現在は生産が終了しています。


よくあるトラブル

  • フィンボックスの割れや欠け

  • フィンを差し込む部分の劣化

  • ネジ山の破損

  • 樹脂まわりの剥がれや浮き

  • フィンのガタつき

特にフィンの差し込み部は負担がかかりやすく、長年の使用で壊れるケースが多いです。


実際の修理事例

今回の修理は、フィン自体のはめ込み部分が劣化して壊れてしまったケースでした。Lokboxの構造上、この部分に負担が集中しやすく、割れたり削れたりすることがあります。

このボードでは新品のLokboxを入手できなかったため、フィンボックス内にそのままフィンを埋め込む形でオンフィン化を行いました。クラシックな雰囲気に仕上がり、強度も十分に確保できています。

 

 

 

一方で、フィンボックス本体が大きく割れてしまった場合には、Lokboxを探すよりもFuturesやFCS2といった、現在も流通しているフィンシステムに交換するのが理想です。修理後もフィンの選択肢が広がり、長期的に安心して使い続けられます。


まとめ

  • Lokboxはすでに廃盤ですが、修理や代替システムでまだ使うことができます。

  • 今回はオンフィン化という方法で対応しましたが、ボックス自体の破損ならFuturesやFCS2への交換がベストです。

  • DIY修理も可能ですが、精度が必要な部分なので失敗しやすいのも事実。大切な一本なら専門店に相談するのが安心です。

 

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