ヴィンテージボード

70年代のdropout surfboard

先日すごい古いボードがリペアに来て、ロービングを付けたよって話です。
たぶんいままでで最年長のボードです。

ちなみにここで「ロービング」というのは、サーフィン中にボードが流されないようにボードと足をつなぐゴム製の紐(リーシュコード)をボードに固定する部分の事。

最近は、「リーシュプラグ」というパーツを埋め込むのが主流ですが、一昔前はガラスクロスの束(ロービング)を接着して固定部分にしていました。

それよりもっと前はリーシュコードなんてない時代です。
雑誌やDVDで見たことがある、リーシュがフィンに付けるタイプ。
依頼主曰く、「リーシュがバタバタいってスピード出ない」らしい笑


リーシュ付けて乗りたいらしく、リーシュカップを付けてとのご依頼。
ロービングも出来ますよとお話ししましたが、カップでOKと言うことで打ち合わせは完了。


1週間くらい工房で眺めながら、リーシュカップの是非について1人で問答を繰り返していました。

リーシュカップは簡単に付けれるし、機能的にも問題ないのですが、また数年先にオリジナルの状態に戻す可能性を残しておくために、今回はあえてロービングにしておく事にしました。

お客さんにも喜んでもらえるといいな。

それでは、また明日もよろしくお願いします^_^